なんだか私らしくないタイトルになりました。
今から30年前『風の谷のナウシカ』を
テレビの再放送で見ました。
当時私は小学生5年生でした。
ナウシカの勇気がオウムから村を救った
感動的なシーンが印象に残りました。
先日、久しぶりに家族で風の谷の
ナウシカをみました。
3回目でしたが今までと全く違う印象でした。
(あまりに有名な映画なので
皆さん一度はみたことがある前提で話を進めていきます。)
未来の人間を苦しめていたのは腐海の蟲(ムシ)たちでした。
腐海の世界まで持っていくと虫が出てきます。
蟲の役目は腐海(腐敗)した生物を食べて循環する。
腐敗菌を食べていました。けれど人間は蟲を殺めていきました。
ナウシカは気付きました。蟲たちは悪くない。
「人間が作り出した腐敗(腐海)菌を食べている」ことに…。
これは現代農業も一緒です。
なぜ?蟲(ムシ)がでたのか?を考えずに
一方的に蟲を悪者にします。
そして農薬という薬!?を使って処分します。
逆に蟲(ムシ)たちが食べない野菜もあります。
それが発酵なんです。発酵している土が発酵している
野菜をつくる。発酵してないなら腐敗です。
蟲(ムシ)の出番です。
宮崎駿監督はきっとシュタイナーのバイオダイナミック農法を
知っていたか?のような映画でした。
今畑にいるとこの映画の奥深さを感じます。
「風の谷のナウシカ」のアンサー作として
「もののけ姫」という作品があります。
もののけ姫ではシシ神様です。
生と死を分かつものです。
生とは発酵に向かうこと。
死とは腐敗に向かうこと。
あらゆる病気は腐敗に向かっているのかも知れません。
自然界では良い?とか悪い?という概念はありません。
こういってしまうと身も蓋もないのですが・・・。
食べ物だけで生き死にが決まるとは思えません。
年齢を重ねても発酵的な性格の人
若くても腐敗的な性格の人
自分も随分、腐敗的な性格もあります。
上司にもスタッフにも多大な迷惑をかけています。
本当に申し訳ない気持ちでいます。
わたしも蟲(ムシ)に食べられる前に
・発酵している性格
・発酵的している人間関係
・発酵している仕事
・発酵している家族
・発酵している会社
・発酵している食べ物
・発酵している野菜
・発酵している畑
・発酵している土
すべて発酵に向かっていくことが今の思いです。
だから畑の名前は
「85(発酵)農園」なのです。